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てんぷら深町の深町純央くん

 

深町純央(すみお)くんは同年輩なので純央くんと呼んでいる。

 

てんぷら深町という和食はてんぷらのお店で働いている。

てんぷら深町は京橋から徒歩1分のところに静かに佇んでいる。

 

純央くんとは大学時代、もうなくなってしまったが、東京駅の真上に

あった旧大丸ビルの屋上ビアガーデンで出会った。

 

夏しかできないアルバイトで私は系列店の東京競馬場のレストランで

アルバイトしてた縁で紹介された。

 

大体15時くらいに集まってテーブルと椅子を水拭きする。雨の日は

中止なので、晴れの営業日は太陽が燦々と降り注ぐ。

 

当時、純央くんは近くに住んでいたらしく、なんと純央くんの

中学校での社会の先生は私の中学校に赴任してきた。

 

縁とはわからないものである。

 

そんなこんなで17時半になるとワッとお客様がビアガーデン内に入り

込んでくる。

 

まずはビールということで、純央くんや私、一個下の上田くんは

テキパキとビールを注ぐ。

 

で、21時半にラストオーダーのコールがあって、22時閉店。

大量のジョッキを洗って店じまいである。

 

時々雷で中止となることもある。

 

しかし時給は良かった。酔っ払ったお客様の介抱とかは大変だったが。

 

純央くんに私はみずがいくんと呼ばれていた。

なぜか純央くんは優しいという印象しかない。

 

実家がてんぷら深町という高級店でとても上質な油を使っている

らしく、食べ慣れている純央くんは他の油で揚げたものを食べると

お腹をこわすとジョーダンを言われたりしていた。

 

 

そんなビアガーデンも9月一週目で終わり、片付けをして、後日

お疲れさん会を開いてもらった。

 

とにかく店長が選んできたアルバイターはみんな仲が良い。

私と同じ競馬場で働いていた木内さんなどもお疲れさん会に参加して

いて盛り上がった。

 

大学で友達が少なかった、というか精神的な喧嘩してまったく

いなかった私には大変ありがたかった。

 

お疲れさん会が終わると若者だけでラウンドワンに行き、

カラオケでオールした。

 

めちゃくちゃ楽しく,盛り上がった。

 

 

おっとビアガーデンの話はこれくらいにしておこう。

てんぷら深町の話だ。

 

てんぷら深町へは2017年頃伺った。

 

純央くんには何も言わず、というか仕事の合間がいつ取れるか

わからなかったので言えなくて、急遽半休を取り、日本橋の会社から

歩いててんぷら深町へ行った。

 

ちょうど席が空いていた。

 

ああ、これがお父様か、そしてこれがお兄様、なるほど。

 

純央くんはいなかった。休みなのかと思った。

 

 

私は天丼を注文した。

(※2026年現在、天丼はメニューになく、コースのみとなります。)

 

 

当時はお兄様が一度揚げて、お父様が2度目揚げるスタイルだった。

 

それで天丼到着。すごい!ごま油の香りと蕗のとうとかの

山菜のいい香りが食欲を誘う。

 

食してみると、

どこまでも軽い油。

 

外側はサクサクで中はふんわり湿気を含んでいて、

日本橋でも天ぷらを食べたことはあったがてんぷら深町のは別物!

 

店内の雰囲気も良く、その時には将来結婚することがあったら、

プロポーズはここでと思ったほどである。

 

で、お会計してる時に、「純央くんの友人なんですよ」と話すと、

「えっ、純央さんのですか??」と言われ、「ちょっと待ってて

ください。純央さーん。」と聞こえ、純央くんが現れた。

 

そして、忙しいのにお店の外で少しおしゃべりをさせてもらい、

名刺を交換した。(あの時は忙しかったのに、ごめん!)

 

バックヤードで仕込みや下処理をしていたそうだ。

 

そして、ビアガーデンでのお礼を言い、私は帰途に着いた。

 

大変おすすめである。

 

 

てんぷら深町

https://fukamachi-japan.com/ja

 

 

 

アトオシ 永井弘人さん

  

アトオシの永井弘人さんとは

かれこれ2012年の年末に出会った。

もう13年半前だ。

 

私は、プライベート名刺を作りたくて、

デザイナーさんを探していた。

 

探す手段はインターネットしかないと思っていた私は、

手当たり次第、ネットをサーフィンしていた。と思う。

それで、どこかのデザイナーさん紹介サイトで

アトオシさんのHPを見つけた。

  

その時、アトオシの永井弘人さんは29歳か28歳。

私は28歳だった。

 

一個上の永井さんはメールを出すとすぐに新宿で会ってくれた。

そして、「私が作るロゴでブランドイメージを強固にし、

商品、サービス、その当事者(人)のブランディングをしたい」

という思いで、

アトオシという名のデザインのお仕事を

フリーランスで承っていらっしゃるということだった。

 

それで、私は「改名するので、プライベート名刺を作りたい」と申し出た。

 

すると、どんなのにしたいかヒアリングさせて欲しいと

永井さんに言われ、

改名に込める思いや仕事観(その時は社会人2年生だった!!)、好きなものなどを話していた。

永井さんは私の繊細で感じやすい人柄もヒアリング時に感じていたらしい。

それがのちのデザインにも表れてくるのだが。

2時間くらい話させていただいた。

 

永井さんはとてもヒアリングがとても上手い方で、

私自身も心理カウンセリングの知識や技術がある方だと思っているが、

それにしても、楽しく自分のことを話していた。

それで、料金を相談し、解散となった。

 

1ヶ月後、3案、永井さんの事務所で見せていただいた。

素敵!!

3案どれも素敵だった。

 

しかし、家で熟考した。

「プライベート名刺ってのはどうあるべきか??」

いわゆるTo beである。

そんなことは知らなかったが、本質を考えてみることにした。

 

「プライベートって何??」

「名刺って何??」

そんなことを2ヶ月間、3月まで考えたら、

 

「プライベート名刺ってのは人が書いた文字が良いのでは??」

という結論に至った。

 

そこで、永井さんに私は恐縮もせずに、

「よく考えましたら、

こういう思いでいるので、

人が書いた文字にして欲しいです。」と

永井さんの作られたロゴの一作品の中の文字材料を

挙げて、先の3案にNGを出してしまったのである。

 

しかし、永井さんは嫌な顔せずに、

書家に書いてもらうことにしてくださった。

(永井さん、あの時はありがとうございます!!)

 

そして、出来上がったサンプルは

めっちゃくちゃ素晴らしかった!!

 

いわゆる、マーベラス!!ってやつだ。

それから、私は500枚も!!印刷を頼んでしまったのである。

そして、念願の500枚が到着した。

 

期待してみてみたら、

名刺の紙の裁断と名刺の文字の傾きが

水平ではない。。。

困ってしまって、永井さんに

「こうこう、こういうことがありました。

つきましては、受け取れません。」

とメールした。

 

永井さんはご自身の入稿データに間違いやミスがないことを確認し、

印刷会社に再印刷を依頼したとのこと。

ソッコーで対応してくださった。

 

そして、やっと、再印刷が来て、

印刷、デザインともに完璧な仕上がりで、

手元に500枚が来て、

永井さんにお礼のメールをしたのであった。

 

そして、私は、友達に

「改名したので、この名前でよろしくね!!」と

その素敵な名刺を配りまくったのである。

気分は最高、ウキウキであった。

 

後日談として、自身の名誉のために付け加えておくが、

永井さんへのデザイン料として当時は

社会人2年生としては結構頑張ったつもりだったが、

永井さんは「あか」になったはずだと思い、

2020年頃、私は永井さんにデパートで

魚沼産のお米とかお菓子とかを買って、

お礼の上乗せとして、送ったのである笑。

 

いろんな思い出が詰まった名刺ができた。

いろいろな経験ができた。

そして、その名刺で永井さんと繋がれた。

 

今、そのアトオシの永井弘人さんは

グラフィックデザイナーとして

めっちゃ有名になられ、

グッドデザイン賞を取られたり、

本を出版して、めっちゃランキングが高くなったりしている。

 

とにかく、返信が早く、信頼できる

今、企業でデザイナーを探されている方へ

おすすめのデザイナーさんである。

 

プロとはこういうものだと思う。

 

アトオシ

https://atooshi.com